NATURAL匝瑳!

~自然いっぱいの匝瑳の田舎暮らしと動・植物を紹介するブログ

アケビの花  


秋になると、大きな実をつけるアケビですが、
に比べると、は意外に目立たぬ存在です。
なかなかに可憐なアケビの花を見つけました!
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”花”と言っても、花弁のない地味な花です。
花びら状の白い萼片が3つに分かれて開くと、中から円柱状の雌しべが出てきました。
近寄って見てみると、その先端が粘液で光っていて、ちょっとグロテスクな感じ・・・。
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左が雌花で、右が雄花です。
見ようによっては、バナナの房のような雌しべ
そして、リンゴを6つに切り分けたような形の雄しべ
不思議なおもしろい形に・・・興奮!
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アケビの花は、自分以外の花粉とだけ交配し、自分同士で交配しないそうです。
この性質を、「自家不和合性」と言います。
自らの株だけでは、受粉しても実がならないってこと。
近くに他の遺伝子を持った株がなければ、実をつけないってことらしいです・・・。

2017/04/14 Fri. 22:50 [edit]

category: 未分類

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ツバキの変わり種  


先日は、野生種のヤブツバキのお話でしたが・・・、
今日は、園芸品種として栽培されている、今では国内に2000種類以上もあるツバキの花について・・・です。
我が家に植わっているたくさんのツバキの変わり種について、話題にしたいと思います。

江戸時代から品種の掛け合わせによって生み出された、変わった”色”や”形”のツバキは、昔から(今も)大人気の観賞用の花木です。
”色”は、「紅色系」「白色系」「桃色系」、そして「斑入り」「絞り」などなど・・・に大別できるそうです。
”形”は、「一重咲き」「八重咲き」「唐子咲き」「千重咲き」などに分けられます。
この分類と照らし合わせながら、我が家のツバキを見てみましょう。

まずは、紅色系から。
「八重咲き」タイプです。普通のヤブツバキの花びらが5枚なので、八重の花びらはとてもゴージャスです。
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(上左)同じ「八重咲き」タイプでも、雄しべ、雌しべが無いもの。
(上右)紅色と一口に言っても、やや橙色がかったタイプ。
(下左)やや白い花びらも混じった、桃色っぽいタイプ。
     しかも、ここまで花びらが多いと、「千重咲き」タイプなのかもしれません。
(下右)これは「唐子咲き」タイプです。中央の”しべ”の部分が、独特の形に変わっています。
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ここからは、斑入り系です。
紅白のマーブリングが美しい、「八重咲き」タイプです。
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紅色と白色の班の割合には、それぞれ個性がありますね。
花一つ一つ・・・、様々な表情を楽しむことができます。
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白色系です。
純白ツバキも、なかなか素敵です。
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なかには、中央の”しべ”の部分が、退化しているタイプもありました。
数本の雄しべが残されているものの、ほとんどは縮れた花弁状に変化していました。
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最後は、絞り系「千重咲き」タイプです。
斑入りとは、また違った趣がありますなぁ。
「まるで霜降り肉、美味しそう~」
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霜降り状の花びらを一枚一枚はがし、真ん中の”しべ”の部分を確認すると・・・、
雄しべも、雌しべも存在せず、完全に退化していました。
こうなると、このツバキには、子孫を残す能力は”ない”ということになります。
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より美しく、珍しいツバキの花を求めて、先人が品種改良を重ねた末、こんなにも多様な花が生み出されたわけです。
千差万別のツバキの花の形態を、存分に楽しむことができました!

2017/04/12 Wed. 21:15 [edit]

category: 植物

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ヤブツバキの筒状の雄しべ  

ヤブツバキ、いわゆる椿(ツバキ)のことですね。
森の中で、大きな深紅の花をつけています。
この花が、薄暗い場所でもよく目立つのは、森の中に生息するヒヨドリメジロに見つけてもらうため・・・でもあるのです。
甘~いをお目当てにやってくる鳥たちは、ツバキの花にとって花粉を運んでくれる大切なパートナーなのです。
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ツバキの雄しべの形って、おもしろいですよね。
根元でぐるりと結合して、大きな筒状の形です。
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花びらを取り除き、雄しべの筒を分解してみると、その基部にはきらきらと光る蜜がたっぷりと溜まっていました。
ツバキの花に飛来した鳥が、の奥に強引にクチバシを突っ込んでも、筒は簡単には壊されない頑丈な構造をしています・・・。
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雄しべには、黄色い花粉がびっしりと付いています。
中央には、雌しべが突き出しています。
この筒の中に、飛来した鳥が頭を突っ込めば、羽毛が花粉だらけになること間違いなし。
それこそ、ツバキの思う壺
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ツバキの花の形(雄しべの形状)には、「受粉の仕方」が深く関係しているんだってことを、思い知ることができました。
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ツバキの戦略をもう一つ。
筒の内側にまで、短い雄しべが内に向かって伸びているのが観察できます。
鳥の頭が筒の中に入った時に、「これでもか!」と、さらにたくさんの花粉を鳥の頭につけるための工夫なんだそうです。
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ひっそりと咲いているツバキの花ですが・・・、意外としたたかなんですね・・・。


2017/04/10 Mon. 23:28 [edit]

category: 植物

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トウキョウサンショウウオ 継続観察中  


2月末にトウキョウサンショウウオの卵のうを見つけてから、観察を続けています。
を発見した日から 32日目の様子です。
透明な球状の袋の中で、みんな順調に育ち、だいぶサンショウウオの形になってきました。
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時々ピクンと身体をくねらせる個体もいます!
袋の中で仲良く2匹、一卵性の双子もいました。
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えらが、はっきりしてきました。
半透明な体の中に、内蔵脊椎が出来上がってきました。
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40日目の観察です。
えらがしっかり出来上がり、立派に幼生らしくなってきました。
背中の黒い斑点が目立つようになり、全体的に黒ずんだ体色になりました。
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透明な袋から飛び出して、元気に泳ぎ回る個体です。
太い尾びれを、力強く動かして、素早く泳ぎ回ることができます。
この大きな黒い目玉で、周りの世界を見ているはずです。
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サンショウウオの幼生に特徴的な3対のエラ(青↓)が発達しているのが分かります。
そして、目の後方には、一対のバランサー(赤↓)が付いています。
この器官は、幼生期の初期にだけみられるもので、身体の平衡を取る役割を持っているそうです。
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2017/04/09 Sun. 10:03 [edit]

category: 生き物

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鴛鴦夫婦  


朝の通勤路で、「おや?」と目を引く派手派手!のカモに目がとまりました。
2羽のオシドリが、水路に浮かんでいるではありませんか。
車を止めて、大急ぎでカメラを取り出し、シャッターを切りました。
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ここ匝瑳で、オシドリを見たのは2回目です。
昨年の5月1日に、2羽のオシドリを確認しています。
オシドリの繁殖期には、まだちょっとだけ早いし、山間部の渓流地などで繁殖する習性をもつオシドリですから、「春の渡り」の途中なのかなぁ~と、考えられます。

橋のたもとの水路の奥に、点のように見えるのが、2羽のオシドリです。
望遠レンズで、ググーッと近寄って撮影しました。
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オス(右)の色彩の美しさには、見とれてしまいます・・・。
なぜ、こんなデザインが生みだされるのか・・・と、その自然の不思議に驚かされます。
メス(左)の特徴の、白いアイリングも、きれいに撮れました。
地味ではありますが、メスには気品を感じます。
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オスの大きな銀杏(イチョウ)羽根も、ばっちり撮れましたよ!
これこそ、オシドリのオスのシンボル!
メスは、旦那様のきれいな羽根を見て、心奪われちゃうんでしょうね・・・。
IMG_5462.jpg   銀杏羽根
オシドリの銀杏羽根を絵に描いてみました。
軸から下は、濃い藍色
上の部分が、強く湾曲した形のオレンジ色
これまた、自然の不思議な造形です!!

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「もう行かなくちゃ、仕事に遅刻する・・・。」
ってわけで、短い観察時間は終了です。
また会いましょうね・・・バイバイ!

2017/04/06 Thu. 21:52 [edit]

category: 生き物

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アブラナ科3種  


今日は、”アブラナ科”の野草3種のお話をしたいと思います。
まずは、ナノハナは、我が家のアブラナ科の花の代表 ナノハナです。
木道の脇の斜面で、満開です!
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ナノハナの花のつくりを見てみましょう。
   花びらが4枚
   雄しべが6本(①~⑥)
   中央に雌しべが1本
   「はい、よく観察できました!」
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次は、ぺんぺん草の登場です。
春の七草の一つ、ナズナもアブラナ科の植物です。
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花びら4枚、雄しべ6本、雌しべ1本 です。
果実の形は、三角形(ハートの形)ですね。
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最後は、タネツケバナ
同じアブラナ科のナズナとよく似ているので、間違えそう・・・。
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花のつくりは・・・、やっぱり同じ。
  花びら
  雄しべ
  雌しべ は、アブラナ科(少なくともこれら3種)に共通の特徴のようです!
タネツケバナの特徴は、果実の形が、細長い状になっていることです。
IMG_5011.jpg DSC_0120.jpg

最後に・・・、
やわらかそうなナノハナの蕾を摘み取って、おひたしにして美味しく頂きました!
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おしまい。

2017/04/05 Wed. 21:00 [edit]

category: 植物

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コブシの花の結末  

都内では、「サクラが満開です!」というニュースが聞かれます。
ここ匝瑳では、ソメイヨシノの開花はまだですが、コブシの花は満開です。

振り返ってみると・・・、
3月12日 まだまだ、が暖かそうな毛布に包まれて、堅く閉じた状態。
3月20日 いよいよ、蕾が割れて、中から白い花びらが顔を出しました。
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青空に向かって、純白の花が開きました!
これも、3月20日に撮った写真です。
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コブシは、「田植え桜」とも呼ばれ、春の訪れを教えてくれる花です。
・・・ここ匝瑳の田んぼは、まだ「田起こし」の時期ですけどね。
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コブシが開花して2日後。
なんと!花がこんな姿に・・・・・。
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白い花びらが、食いちぎられてしまい、かなり悲惨な状況です。
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犯人は、ヒヨドリでした。
蜜を吸うだけなら、いざ知らず・・・、花びらを食べてしまうとは。
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今でも、大食漢のヒヨドリたちがコブシの木に訪れて、ほぼすべての花を、美味しそうに食べ続けています。

2017/04/04 Tue. 21:51 [edit]

category: 植物

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春に舞う”踊り子たち”  


暖かな庭で、春の踊り子が舞っています。
シソ科のヒメオドリコソウです。
漢字で書くと、「姫踊り子草」と書き表され、かわいい感じが伝わります。
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花の一つに近寄って見てみましょう。
  約1cmほどの小さな踊り子さん。
  瑞々しいピンク色のおさま。
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花の大きさが約3cm、やや大きいサイズのオドリコソウも満開です。
オドリコソウもヒメオドリコソウも、同じ仲間なので、花の形もよく似ています。
より白っぽい花ですが、踊り子のの部分がややピンク色です。
しかも、花が2層、3層に分かれて輪生しているのがわかります。
”押しくらまんじゅう”のような状態で、にぎやかに踊っています。
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下からのぞき込んでみると、雄しべの先端の黒い花粉の袋が見えました。
笠をかぶって、恥ずかしそうに踊る花達・・・と、が合ったような気がしました。
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私たちの目を楽しませてくれる”踊り子達”の紹介でした!

2017/04/03 Mon. 21:55 [edit]

category: 植物

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