NATURAL匝瑳!

~自然いっぱいの匝瑳の田舎暮らしと動・植物を紹介するブログ

オオイヌノフグリの受粉  

庭にも、散歩道にも、爽やかなブルーの野草 オオイヌノフグリが満開です。
今日は、オオイヌノフグリの受粉のお話です。
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両腕を広げるように2本の雄しべが目立ちます。
数多くの雄しべをつける植物はたくさんありますが、オオイヌノフグリはたったの2本なんです。
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暖かな野原には、ブ~ン、ブ~ンと羽音を立ててミツバチやアブなどが飛び交っています。
でも、そう言えば・・・、オオイヌノフグリの花を訪れる昆虫って、少ない気がしませんか?
こんなに花粉をたっぷり付けているのに・・・。

雄しべが2本、葯(やく)からは白い花粉がいっぱい出ています。
虫たちが蜜を吸いにやってくれば、いつでも受粉できる準備はできています!
「早く虫たちが来てくれないかなぁ・・・」という、オオイヌノフグリの声が聞こえてきそうです。
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しかし、受粉のチャンスはいつまでも続くわけではありません・・・。
オオイヌノフグリの花は、咲いてから1日でしぼんでしまうそうです。
ということは、子孫を残す上で、昆虫による受粉(”他家受粉”)の機会は、たった1日しかないということ。
貴重なチャンスを逃したら大変です・・・。

でも、心配ご無用!
オオイヌノフグリには、もしもの時のがあったのです。
花が咲き終えるころ(1日を終える夕方)、2本の雄しべが、ぐぐっ~と内側に曲がり、中央の雌しべにくっついて、自分で受粉をするというのですから、驚きです。
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昆虫が他の花から花粉を運んで来るのをギリギリまで待って、それでも残念ながら虫が訪れなかった場合には、自力で何とかする、つまり”自家受粉”するってわけです。
もしもの時の保険をかけているとは、なんて堅実な植物なのでしょう・・・。

2017/03/29 Wed. 21:11 [edit]

category: 植物

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外川の町並み  

銚子散策の最終回・・・。
銚子電鉄の終点、”外川駅”の駅舎に辿り着きました。
今では貴重となった木造の駅舎です。
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ここ 外川(とかわ)は、海に面した傾斜地に築かれた街です。
駅のある高台から海に向かって、ゆるやかな坂道が続いています。
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「外川ミニ郷土資料館」に立ち寄り、郷土史の説明を受けました。
江戸時代の万治元(1658)年、紀伊の崎山次郎右衛門という人が、外川の港を開き、漁法を伝え、特徴的な碁盤目状の町割りを行ったそうです。
その頃は1000軒を超えるにぎやかな漁村で、多くは”紀州”からの移住者だったということです。
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江戸時代から続く、素朴な漁師町の面影を残す坂道。
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斜面の多い町並みの至る所に、この様な美しい石積みを見ることがでます。
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おまけ.
銚子漁港の近くで、おもしろい”のぼり”を発見!
「賞味期限58秒って、何のこと?」
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車を降りて、路地裏の道にはいると、またまた不思議な看板。
「徒歩177歩」とは、細かい・・・。
・・・しかも、きっちり177歩で、お煎餅のお店”柏屋さん”に到着しました!
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賞味期限58秒とは、焼きたて熱々っ!の時間のことだったんですね。
湯気の立つ、できたての”醤油煎餅”の味は、格別でした。
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2017/03/28 Tue. 19:13 [edit]

category: 匝瑳市内(近隣)探訪

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宝満ロックとのげのり  

銚子駅から徒歩5分・・・、銚子セレクト市場という所に足を運びました。
その一角に、”銚子ジオパーク”というコーナーがあったので立ち寄ってみました。
ジオパークとは、単に景観を見るだけではなく、その成り立ちの地球科学的な背景や、人間生活との関わりについて学ぶ場所・・・「大地の公園」を意味するそうです。

ここで目を引いたのが、銚子半島東海岸の最南端の岬にあるという「火山の痕跡」。
宝満(ほうまん)と呼ばれる岩です。
日本海が出来上がる時期の、約2000万年前の岩が顔を出しているという・・・。
ふーん、ちょっと興味が沸いてきた・・・。
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あまりに壮大な話に、想像力が及びませんが、パネルを見てみると・・・、
「約2500万年前に中国大陸の縁のあたりで活発な火山活動が起こり、それによって吹き出した溶岩がさらに約1000万年かけて日本列島を形づくった」ということが、なんとなく理解できました。
その端の部分が、この銚子にチョコンと顔を出している・・・、ということらしいのです。
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「それでは、行ってみることにしよう!」

車を走らせること約20分。
実際に、約2000万年前にできた岩 ”宝満ロック”を、遠目にチェック。
 「宝に満ちた縁起の良いネーミング!」
 「ん~、これが日本列島形成期の端っこの岩なんですねぇ・・・」
 「意外に、地味ですねぇ」
 「海鳥(カワウなど)の糞が堆積してできた、白いグアノが見えますよ」
 「・・・潮の引いた大潮の日には、歩いて上陸できるそうなので、今度、また来てみたいです」
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手前の岩場に、褐色の藻類が、びっしりと付着していることに気づきました。
「ヒジキかな~?」と思いましたが、違いました。
これ、地元で”のげのり”と呼ばれる海藻なんですって。
コリコリした食感で、銚子では、お味噌汁などの具に入れて、よく食べられるそうです。
近くを歩いていたおばあさんが、教えてくました。
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近づいてみると、赤褐色のちょっとグロテスクな姿。
正式には、フクロフノリという紅藻類の仲間で、2~5月に潮間帯上部に生えるようです。
日本全国の海岸で見られるけれど、これを好んで食べるのは、銚子のこの辺だけ・・・みたいです。
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2017/03/27 Mon. 21:56 [edit]

category: 匝瑳市内(近隣)探訪

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銚子電鉄 初乗り!  

仕事で匝瑳市からほど近い、銚子駅に行きました。
「一度は、乗ってみたかった!」
銚子電鉄に、乗ることができました。
昭和レトロな雰囲気の残る列車。
銚子駅から終点の外川駅まで、全長6.4kmの単線ローカル線です。
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銚子電鉄の経営困難を、「ぬれ煎餅」が救った話は有名です・・・。
まだまだ銚電には、頑張ってほしいですね!

2017/03/26 Sun. 21:44 [edit]

category: 匝瑳市内(近隣)探訪

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ネコヤナギの花穂  

ネコヤナギの花が咲き出しました。
「開花した」と言っても、”花びら”があるわけではなく、長い雄しべが伸びている状態です。
このフワフワした猫のしっぽのような花は、花穂(かすい)と呼ばれます。
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から黄色に色を変え、先端にはい綿毛が残っている様子は、カラフルでとてもよく目立ちます。
でも、何故このように色が変化するのでしょう?
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近づいて、よく観察してみました・・・。
赤い部分は、雄しべの先端の”葯(やく)”のようです。
その葯が開くと、黄色い花粉がいっぱい出ているのが分かります。
この春、おいしそうな花粉を目当てに、たくさんの虫達が喜んで飛んで来るはずですね・・・。
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ネコヤナギは、枝先の方から花を咲かせるようです。
枝の根元付近の花は、まだこんな状態でした。
全体が温かそうな白い綿に包まれて、かわいい”蕾”です。
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冬芽の芽鱗が、ぽろりとはずれて、帽子をかぶったような姿。
これまた、かわいい・・・!
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2017/03/23 Thu. 21:17 [edit]

category: 植物

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池の天敵達  

昨日は、トウキョウサンショウウオの卵の話題でした。
池には、”怖~い生き物”が生息しているので、卵を安全な場所に移し替えてあげた・・・という内容でした。

その怖~い天敵達が、本日の主役です。
まずは、冬眠から目覚め、水中に姿を現し始めたアカハライモリを紹介します。
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そのアカハライモリを水の中からすくい上げて、捕まえました。
お腹は、赤と黒の斑模様。
排泄口が大きく膨らんでいるので、この個体はオスでしょうか。
トウキョウサンショウウオの卵をねらう、肉食性の怖~いヤツです。
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ヤゴを捕まえました。(動きを止め、死んだふりをしています・・・。)
ヤブヤンマというトンボの仲間で、体長は4cmくらいあります。
昆虫の幼生ですが、食欲旺盛なので、怖~い敵です。
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最後は、マツモムシという水生昆虫・・・、これも肉食性です。
体は約1cmと小さいけれど、侮れません。
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長い後ろ脚をオールのように動かして、水面を逆さまになって、スイスイ泳ぐマツモムシ。
大きな複眼で、餌食となる生き物を探し回ります。怖~い。
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・・・・・観察の後は、みんな池に放してあげました。

2017/03/22 Wed. 20:22 [edit]

category: 生き物

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サンショウウオの卵・・・その後  

池に産み付けられたトウキョウサンショウウオの卵嚢。
その後の様子を観察しました。
まずは、2つの卵嚢を網で、そーっとすくって・・・。
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池の中には、天敵のアカハライモリやヤブヤンマのヤゴが、そろそろ冬眠から目覚める頃。
危険が多い池から、安全な浅瀬に、卵嚢を移してあげよう!
あらら、卵嚢の膜が破けて、中身が出てきちゃった・・・。
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中からゼリー状の球形の袋に包まれた卵が出てきました。
すでに卵には、らしき部分が確認できます。
このような状態を”尾芽胚”というらしいです。
これは、卵を発見した日から、16日目の胚の様子です。
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さらに、22日目の胚の様子。
よく見ると、身体が伸びてえらしっぽの部分が出来上がってきました。
もう少しで”前肢芽期”という時期になるところのようです。
一匹ずつまん丸の卵塊に、大事に包まれているんですね・・・。
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危険な敵が侵入できない安全な浅瀬に、卵嚢を戻してあげました。
破けた卵嚢は、これ以上中身が出ないように、小瓶の中に入れてから池に沈めました。
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おさらい
トウキョウサンショウウオ 胚の様子

2017/03/21 Tue. 21:01 [edit]

category: 生き物

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木瓜の花  

中国原産の植栽樹木、ボケの花が咲きました。
華やかな赤い花は、春の訪れをお祝いしてくれているかのようです。
雌しべがなく、雄しべしか見られないので、これは”雄性花”でしょうか。
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こちらは雄しべも、雄しべも確認できるので、”両性花”です。
雌しべは1本ですが、先端で5つに裂け(花柱が5本)ているのが特徴です。
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枝の脇に、数個ずつ付くの姿も、かわいいですね。
そして・・・、ボケに特徴的な鋭い”棘”も写っています。
刺さると、とっても痛いです・・・。
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ボケは、何故「ボケ」という名前なのでしょうか?
漢字で書くと「木瓜」、・・・つまり、木につく「瓜」って意味なんです。
10月2日に撮影した”ボケの実”の写真を見返してみると・・・、納得します!
直径8cm程の大きなナシ状の歪な果実です。
見ようによってはジャガイモのようにも見えますが、ボケは、ナシやカリンと近い仲間なのだそうです。
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果肉は硬くて、酸味も渋味も強くて食べられないそうですが、果実酒にはできるらしいです・・・。



2017/03/16 Thu. 19:44 [edit]

category: 植物

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春一番のシソ科2種  

先、とてもよく目立つ花のひとつ・・・、ホトケノザ(仏の座)が満開です。
秋には芽を出し、春になると一番に花をつけ、私たちを楽しませてくれます。
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花が、不思議な形をしていますよね。
花びらが筒状に長く伸び、先端で上下に分かれた独特の形・・・、これを「唇形花」と呼ぶそうです。
上の花びら(上唇)の内側にオレンジ色の塊が見えます。
これ、4本の雄しべの葯(やく)から出る、たくさんの花粉なんですって。
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「唇状花」の花は、シソ科の花の特徴です。
ホトケノザにちょっと似た花、ヒメオドリコソウも、シソ科の花。
負けずに、元気に花を咲かせています!
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ホトケノザ・・・とは、葉の形を、仏様の座る台座に見立てたネーミング。
今日は、テントウムシが座っているのを見つけました。
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まん丸の赤いボールのような
こりゃカワイイ!
この中に、あの複雑な形の花が折りたたまれているんだと思うと・・・、不思議~。
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2017/03/15 Wed. 20:16 [edit]

category: 植物

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森の響き ~エナガの群れ~  

森の中から、時々、我が家の庭にやってくるエナガは、小さな身体のカワイイ小鳥です。
”ジュリ ジュリ ジュリリ・・・”と鳴きながら、十数羽のエナガの群れが近づいてくると、ワクワクします。
目の前の小枝から小枝へ、せわしなく飛び交うので、カメラのレンズに納めるのが難しい・・・。
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昔、学生時代に、上越教育大学の中村登流教授の著書「森のひびき」という本を読んだことを思い出します。
新緑の森に響き渡る、エナガの賑やかな鳴き声が、本の題名の由来です。
鳥の社会について、特に「エナガの群れ」についての研究成果が分かりやすくまとめられ、学生時代の私にとって、とても魅力的で忘れられない一冊です。
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ウメの木に付いている小さな虫を、探して食べ回っているのでしょうか・・・。
小さな虫をつまんで食べるのに、チョコンと小さい(クチバシ)が適しているんです。
食べるのに夢中で、カメラマンの姿をあまり気にする様子もなく、目の前で群れが動き回ります。
カメラ目線で、ポーズをとってくれました!
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枝にぶら下がってアクロバティックな動きも得意なんです。
コミカルでかわいいショータイムも、ほんの数分でおしまいです・・・。
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あっという間に・・・、「森の響き」は、目の前を流れるように通り過ぎて行ってしまいました。



2017/03/14 Tue. 21:32 [edit]

category: 生き物

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