NATURAL匝瑳!

~自然いっぱいの匝瑳の田舎暮らしと動・植物を紹介するブログ

クロウリハムシのサークル模様  

はて?カラスウリの葉にあいている、このは何だろう?
「虫が食べた痕」であることは分かるが、妙にきれいなまん丸である。
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葉に描かれた円形模様を作った虫の正体は・・・。
ウリ科の植物が大好物のクロウリハムシである。
一見、ホタルのような配色の虫だが、農作物や園芸植物を食害する厄介者である。
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調べてみると、この小さな虫にも、独自の不思議な生態がある。
・・・というのも、食事をする前に、葉をガリガリかじって円形の模様をつくるのだ。
カラスウリの葉に含まれる苦味成分や粘る物質をシャットダウンし、葉を食べやすくしているというから、驚きだ!
こうした行動を「トレンチ行動」と呼ぶらしい。
「トレンチ」とは、「溝」という意味。
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溝が完成したら、ようやく食事の開始である。
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かじられたカラスウリの葉の傷口からは、乳白色の液が出て固まる。
これはご丁寧に、2重のサークルを描いた「食痕」である。
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円の内側は、何らかの物質がシャットアウトされて、葉の色が変色しているのがわかる。
ここまで溝を掘って準備しておきながら、途中放棄したんだなぁ・・・。
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みんなで協力してトレンチを作れば、より効率的。
これが一枚のカラスウリの葉に、たくさんのクロウリハムシが集中する理由なのだろう。
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そして終いには、食欲旺盛な複数のクロウリハムシが、きれいに葉を食べ尽くしてしまうのだ。
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目をこらして観察してみると、おもしろい新事実があるものだ。
クロウリハムシもカラスウリも、人間にとってはあまり有益な生き物ではないけれど、不思議!不思議!

2015/08/31 Mon. 06:35 [edit]

category: 生き物

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果樹の実(キンカン、ユズ、カキ)  

「あれ?また咲いてるよ」
7月から8月初旬に満開だったキンカンの花が、ここにきてまた花をつけ始めた。
..............................................<2015/08/01(土) 虫たち大人気のキンカン>
香りがよい上に、清楚な感じがいいなぁ~、この花。
何度咲いてもうれしい。
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蕾をたくさんのつけている。
キンカンの花は、「四季咲き」で、春、夏、秋と2~3期に分けて花を咲かせるんだね。
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一方の枝には「花」が咲き、同時にもう一方では小さな「実」をつける。
不思議な感じがするけど、これがキンカンが果樹品種として持っている特徴なのである。
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花の時期によって、訪れる昆虫の種類が様変わりするだろうし、受精する確率も違うはず・・・。
これからの興味が、またまた広がった!
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こちらは、ユズの実。
ユズには、一年ごとに「成り年」と「不成り年」がある。
これを「隔年結果性」という。
この法則によれば、今年は豊作のはず!
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カキもどんどん大きくなってきた。
早く食べたい・・・。
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2015/08/30 Sun. 19:05 [edit]

category: 植物

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エコな大鎌  

庭に草が生い茂る季節。
刈っても刈っても草木の生長に追いつかない。
なので、自然の力に対抗しようとせずに、できる範囲で無理せず草刈りをしています。(負け惜しみ・・・)
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そこで活躍するのは 「刈り払い機」
通常はチップソーの金属刃を使用していますが、最近、ワイヤー式のアダプターを購入しました。
切れ味は金属刃に比べれば劣るものの、花壇の隅っこや、草の少ない場所を刈るのには便利!
小石が飛び跳ねるという欠点もありますが、うまく回転方向を見極め、危険を回避しながら使っています。
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・・・てなわけで、今までは金属刃とワイヤーを、場所に応じて使い分けていましたが、新入りが登場しました。
福島県の古道具屋で手に入れた「大鎌」です。
長さ120cmの金属製の柄は、折れたり、刃がはずれたりする心配のない頑丈な作り。
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刃は錆び付いていましたが、刃こぼれもなく、まだ十分に使えそうな逸品!
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ちょっとだけ研いでみました。
これから更に磨きをかけて、切れ味抜群にするぞ!と思っています。
鎌の刃の付け根の部分では、太い木の枝もぶった伐ることができそうです。
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庭の草は、単なる「雑草」じゃない。
驚きと不思議に満ちた植物たちを、無造作に刈るわけにはいかない・・・。
しかも、生き物たちにとっての棲み家でもある。
除草剤なんて論外。
「大鎌」が便利で効率的かどうかは分からないですが、自然と人に優しいエコな「大鎌」を、上手に使っていきたいと思っています。

2015/08/29 Sat. 08:29 [edit]

category: 田舎暮らし

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逃げないカエルと、逃げるカニ  

我が家の人気者 シュレーゲルアオガエル
カメラを向けられると、おっとりとポーズを決めてくれる。
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黄金色の目であたりを見回し、「かわいく撮ってね!」と、いっこうに逃げる気配はない・・・。
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水の湧き出る崖の隙間に、サワガニが隠れていた。
こちらは警戒心が強いので、遠くから撮影。
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「そんなに近寄るなよ!」と、砂岩の割れ目の奥に逃げてしまった・・・。
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2015/08/28 Fri. 01:45 [edit]

category: 生き物

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夏の終わりの生き物たち  

夏の勢いが衰えて、ようやく涼しくなってきた。
庭で見られる生き物の顔ぶれも変わってきた・・・。
まずは、赤トンボの仲間ナツアカネである。
「赤とんぼ」と呼ばれる代表種には、他にもアキアカネやコノシメトンボなどがいるが、これは特に真っ赤
顔まで赤く染めているのは、オスの特徴。
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次は、蝶の卵
ミカン科のキンカンの葉に産み付けられていた。
直径2mmほどの白い卵である。
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親の正体は、モンキアゲハである。
先日まで盛んにキンカンの花の蜜を吸いに来ていたが、今回は産卵に飛来し、あっという間に飛び去ってしまった。
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上空を見上げると、猛禽類が舞っている。
向かいの山の高木に止まって、しばらく休息をとっているところを、望遠撮影した。
不鮮明な写真になってしまったが、喉の黒い筋や、腹部の横班などの特徴から、サシバであることがわかる。
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サシバは、「渡り」をする猛禽なので、秋になると南方へ帰っていく。
そのため今は、たくさん獲物を捕って、栄養を蓄えておくべき時期なのだろう・・・。

2015/08/27 Thu. 07:16 [edit]

category: 生き物

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梨園のセミ  

梨園に行き、「梨狩り」をしてきた。
千葉県は梨の出荷量で全国一位である。
梨の栽培が盛んで、梨街道と呼ばれる車道沿いには、「梨の販売所」が軒を連ねる。
いざ、腰をかがめて梨園の中へ!
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食べ頃の大きな実をつけているのは、「幸水」
今や、日本の梨の約40%を占める代表的な品種である。
7月上旬から収穫され、そろそろ旬の時期も終わりに近づく。
やわらかい果肉に果汁がたっぷりで、とても甘く、果皮はやや黄緑がかっている。
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8月後半から市場に出回り、これからが旬の「豊水」
大きめの赤い梨で、幸水と並んで生産量は多い。
果肉はやわらかで、甘味の中にほどよい酸味があるので、人気がある。
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昔懐かしい「長十郎」
かつては梨の代表としてよく食べた思い出があるが、現在ではあまり生産されていない品種である。
梨園の片隅に、1本だけ大事に育てられていた。
果肉はややかためで、リンゴのような食感・・・。
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ぐるりと梨園の中を歩き回ると、収穫用に使う軽トラックオープンカーを発見。
梨園の必須アイテム、今も現役だそうである。
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梨園には、びっくりするくらいセミが多い。
そのほとんどは、アブラゼミ
縦横無尽に飛びまわり、多いところではセミがマシンガンのように顔や体にバシバシあたる。
梨園全体に網を被せているから天敵の鳥が入れないため、大量に繁殖するのだ。
しかも、梨の樹液を吸って餌とするのだからセミ天国である。
最近は農薬散布を控えるようになっているので、その数はますます増えているという。
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ちょっと気持ちの悪い写真を掲載・・・。(注意!)
梨の木に飛び立たないセミが多数。
よく見ると、白いカビのようなものに犯されて、死んでいる。
ボーベリア(硬化病菌)とよばれる殺虫カビの寄生を受け、セミの体に白い菌糸をのばしている。
死んでも腐ることなく、ミイラの状態で固まっているのだ。
ちょっと期待したけど、冬虫夏草とは別物の菌なんだって・・・。
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2015/08/26 Wed. 11:15 [edit]

category: 生き物

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シソ科じゃないよ キツネノマゴ科だよ  

キツネノマゴ
雑草なんだけどそのかわいらしい姿に、抜くのを躊躇してしまう。
キツネの尾のような穂先に、小さな花を1つか2つ控えめに咲かせる。
四角い茎の特徴からシソ科だと思ってしまうが、キツネノマゴ科に属する。
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花は唇(くちびる)の形に似てる(?)から唇形花
下唇にあたる紫色の花弁には「白い斑紋」が入る。
受粉者となる虫が訪れると、この白いラインに沿って蜜のある花の奥に誘導される。
このような目印のことを「蜜標」という。
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上唇に2つ付いているのは、葯である。
ハナバチなどが花の奥に頭を突っ込むと、背中に接着するように仕組まれている。
よくもまあ、こんな仕掛けを考えついたものだ・・・。
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2015/08/25 Tue. 11:13 [edit]

category: 植物

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バッタ2種  

スイレンの葉の上にオンブバッタが大量に発生。
オンブバッタは、大きなメスの背に小さなオスをおんぶしている姿からその名が付いているが、今回は全て単独行動。
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見た目は大人しそうなバッタだが、シソ科やキク科の植物の葉っぱを好んで食べる害虫でもある。
スイレンの葉は、この通り「食べ跡」だらけ・・・。
野菜の被害じゃないから、まあいいけど。
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こちらは幼虫。
捕まえようとすると、ちょこんと跳んで逃げる。
成虫、幼虫ともに羽で飛び立つことはできないらしい。
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次に、網戸に地味なバッタがとまっているのを見つけた。
トノサマバッタの仲間のイボバッタだ。
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背のイボ状の突起が、その名の由来。
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背景が砂地だと、同化して見つかりにくい体色である。
手の込んだことに、眼にまでマダラ模様がついている。
写真撮影後、パタパタ飛んで逃げていった。
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2015/08/24 Mon. 06:03 [edit]

category: 生き物

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オオトリノフンダマシ、クモの糸を出す!  

今年も見つけた!オオトリノフンダマシ
コウゾの木の葉の裏に、ジッと動かずにいるところを、運よく発見した。
鳥のフンに擬態しているつもりだろうか・・・。
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頭を引っ込めて、その上に脚をきれいに畳んでピタッとつけ、動かずに頑張っているところ。
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背の眼玉模様は、まるでカマキリの顔だ!!
鳥のフンではなくて、カマキリの頭に擬態して、天敵の鳥を威嚇しているようにも思える。
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これでもちゃんとクモの仲間で、脚も8本ある。
クモの糸も出すことができるのだ。
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ひっくり返して腹部を見ると、「糸いぼ」という糸を出す器官が見える。
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「クモの糸を作れるのに、網を張らずに、葉の裏に隠れて動かないのは何故なのか?」
オオトリノフンダマシは、夜に飛ぶを餌にしており、夕方から網を張って狩りをするというのだ。
しかも、明け方になるとその網をたたんでしまうらしい。
昼間はジッと動かず、夜に働くクモだというわけである。
クモの専門家にとっても長い間、この行動は謎とされていたんだって・・・。
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機会をつくって夜の様子も観察してみなければ・・・。
クモはちょっと苦手であるが、このオオトリノフンダマシに限っては、その変わった姿も、不思議な生態も、魅力的である。
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以前の記事は、
2014-07-22 発見!!鳥のフン?!
2014-07-23 【スケッチ】オオトリノフンダマシ
2014-09-30 オオトリノフンダマシに、だまされた。

2015/08/23 Sun. 06:07 [edit]

category: 生き物

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合歓の木  

6月下旬頃に咲き始めたネムノキの花。
フサフサの可憐な花は、マメ科の植物とは思えない形である。
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小さな花が多数集まって、一つの塊の花のように見える。
そこで、分解して花の数を数えると・・・、全部で19個あった。
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小さな花(頭状花)の構造を観察してみよう。
淡紅色の糸状に見えるのが、「雄しべ」。
中に一本だけ白くて長いのが、「雌しべ」である。
では、花びらはどこにあるか?というと・・・、根元に5弁に分かれた緑色の「花弁」がある。
萼(がく)は、さらに付け根に存在する。
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花が終わりになると、果実(豆果)ができ始める。
豆型の鞘をみれば、マメ科の植物である!と納得できる。
でも、あの花の形から、どうしてこんな豆果ができるのか・・・、やっぱり疑問である。
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日に透かしてみると、大きな鞘の中に小さな種子が5つみえる。
これから秋にかけて、ゆっくり熟し、大きく成長していくわけである
それにしても鞘が薄く、必要以上に大きい・・・のはなぜだろう?
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鞘が薄っぺらで広く、しかも軽いことにも意味があるのだ。
ネムノキは熟して茶色くなっても、いつまでも枝に残っていることが多い。
鞘のまま風に飛ばされるのを待っているのだという。
フジなどは、鞘がはじけることによって豆が遠くに飛ばされる。
それとは全く違い、種子を風散布するという方法を選択しているのである。

2015/08/22 Sat. 06:34 [edit]

category: 植物

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