トゲトゲのソバ

ママコノシリヌグイの淡いピンクの花が咲いた。同じタデ科のミゾソバによく似ているが、その違いを示す特徴を3つ上げてみる。①葉が三角形である。・・・・・ミゾソバの葉は、基部が耳のように張り出し、牛の顔の形をしているので見分けられる。②茎や葉の裏には鋭いトゲがある。・・・・・別名トゲソバ。 「継子の尻拭い」とは、継母が継子(ままこ)の尻をこの葉で拭いていじめをするという意味である。何と恐ろしいネーミングだろう・・・...

ホタルの季節に

匝瑳の谷津田にホタルが舞い飛ぶ季節となった。水田の畦地に30匹以上のヘイケボタルが、控えめな光を放っていた。ゲンジボタルのように集団で飛び交うことはないが、数匹が光りながら上空を飛んでいた。そっと手を伸ばすと手のひらに止まる。そのヘイケボタルを、指に乗せて撮影した。ゲンジボタルよりも体が小さく、赤い胸部に太い黒い模様がヘイケボタルの特徴。やや青みがかった光を放ち、1秒弱の間隔で弱々しくチカチカ光る。...

サワガニ繁殖

裏山には清水が湧き出しており、サワガニのよい生息場所になっている。よく見かけるのは、青いタイプのサワガニ。関東地方に多いのは、この「青系統」。西の方に行くと「赤系統」が多くなるらしいのだが・・・。ここには、少ないが赤いタイプのサワガニも棲んでいる。若い個体のようだ。この夏、体長1cmくらいの稚ガニが、わんさか!ここはサワガニの繁殖地としても適した場所なのである。サワガニの繁殖は変わっていて、メスが5...

陸棲と淡水棲の貝類

庭のカタツムリ達に魅せられたのは、つい先日のこと。これまで観察した種は、ミスジマイマイ、ニポンマイマイ、コハクオナジマイマイ、キセルガイ。  庭のカタツムリの仲間たち(2015-07-18)を参照。いつもと違う雰囲気の、大きさ3cmを超すカタツムリを見つけた。ヒダリマキマイマイである。カタツムリの殻は右巻きのものが多いが、ヒダリマキマイマイはその名のとおり、殻が左巻き。関東地方では、わりと普通に生息するらし...

黒くて風格のあるカミキリムシ

裏山がスギの林になっている我が家に、ノコギリカミキリがやってきた。マツとかスギなどの針葉樹をすみかとし、千葉県内の山林では普通に生息する種である。全長4cmを超す大型で、風格のある黒いカミキリムシである。触角がノコギリ状になっているのが特徴で、名前の由来でもある。早足で逃げていこうとするのを、捕まえた。眼が頭部の上にあるのが、他のカミキリムシとは違う特徴。目立つのは発達した大きなアゴ・・・、これに...

白いツユクサとその仲間

杉林の小道の脇に、ツユクサに似た白い花を見つけた。以前見た、白いツユクサかな?とも思ったが、調べてみるとこれは、トキワツユクサ。観賞用として昭和初期に南アメリカから持ち込まれたが、現在は多くが野生化している帰化植物。 葉が常緑なので常盤(トキワ)の名が付いている。別名ノハカタカラクサ(野博多唐草)。・・・今まで登場したツユクサの仲間は、以下参照で。ツユクサ  「シロバナ」と名のつく花たちムラサキツユク...

古い高機の復活

古い機織り機を頂いた。足で踏木を踏んで綜絖(そうこう)を上下させて織る高機(たかばた)という手織り機である。一部、部品が欠損していたので、自作することにした。筬を打ち込むバッタンという部品を丸ごと製作した。 織り上がった生地を巻き取るローラー(男巻き)を留めるためのギア部分も。古い高機が生き返り、無事に生地が織れるようになった。...

畦に咲く盆の花

水田の畦に、濃い赤紫色の花が遠くからでもよく目立つ。ミソハギの花である。畦の雑草は刈り取られているのに、ミソハギだけがきれいに残されている。別名「盆花」とも呼ばるミソハギ。お盆に仏前に供えられる花だから、大切にされているのだろう。旧盆の時期に咲くミソハギは、祭事の供物を清める意味から禊萩(ミソギハギ)、それが転じてミソハギになったとされる。普通、赤紫色の6弁の花を咲かせる。花のタイプには3つある。...

小さなハンミョウ

檀林の講堂へと続く踏み固められた砂地の道で、小さな虫を見つけた。はじめはアリかと思ったほど、小さな虫。近づくとパッと飛び立ち、1m程移動する。「道おしえ」と言われるハンミョウ独特の飛び方である。ハンミョウを見るのは何年ぶりだろう・・・。地面に這いつくばって、撮影。トウキョウヒメハンミョウである。ニワハンミョウににているが、サイズが約9mmと小さく、銅褐色の上翅にあまり目立たない白色紋がある。大きな目...

庭のカタツムリの仲間たち

梅雨の季節、草の葉の上をゆっくり歩いているカタツムリによく出会う。これまでカタツムリはカタツムリとしか思ってなかった・・・。いやいや奥が深い。地域によって種の分化が多様であり、その種類は驚くほど多い。都市化によって減少する種もあれば、外来種として増えている種もある・・・。ミスジマイマイ。いつも見かけるカタツムリといったら、これかな!関東地方で普通に観察できるカタツムリである。直径が3~4cmの比較的大...