悪者扱いのワルナスビ

ご近所の道ばたにワルナスビがいっせいに白い花を咲かせていた。「悪茄子」の名は、その旺盛な繁殖力に由来する。一度はびこると、その防除が難しい。種子からだけでなく、ちぎれた根茎からも芽を出して増える。除草剤をまいても効果が薄い。そんな生命力の高さから、嫌われ者扱いされてしまっている。茎と葉に鋭いとげがあることも、評判を落とす一因である。このトゲを甘く見るとかなり痛い目に遭う。近くに寄ってみると、なかな...

てっぺんのサシバ

里山の食物連鎖の頂点(てっぺん)に君臨するサシバ。谷津田の斜面林の高い木のてっぺんで、辺りを警戒してしている個体をよく見かける。なわばりに侵入してくる別の個体を見張っているのだろうか・・・。雄であろう。雄は雌に比べて、白い眉斑が目立たないという。里山に生息するサシバも、時には電信柱のてっぺんにも止まっていることがある。見晴らしのよい高い場所がお気に入りなのである。と、思って観察していたら、すぐに飛ん...

ちゃぶ台

昭和レトロな「ちゃぶ台」を購入した。ちゃぶ台とは、折りたたみ式の四つ脚の付いた、主に食事用の座卓のこと。卓面が方形のタイプ。漢字の表記は、「茶袱台」、「茶部台」、「食机」、「餉台」などさまざま。ちゃぶ台の高さは一尺(約30cm)。卓面の一辺の長さは90cmほど。...

たぶんミヤマフキバッタ

アジサイの葉の上に、一匹のバッタ。識別力に乏しいため、「トノサマバッタかな?」「イナゴかな?」という程度。特に目をひく特徴は、短すぎる羽根である。腹部が丸裸の露出状態で、触覚も短いところから、幼虫であることは推察できた。調べてみると、ミヤマフキバッタ(深山蕗飛蝗)という種類らしい・・・ことがわかった。蕗を食性としているバッタであり、マメ科のクズなど他にも植物全般の葉を食べるという。近くには脱皮した抜...

初夏のアオイ

6月の始め、まず咲き出したのはゼニアオイ。田舎の風景によく似合う、初夏の花。茎を高く伸ばし、ピンク色の花をたくさんつける。ピンク色の花弁は5枚、紫色の線模様が入っている。花の大きさがちょうど「一文銭」の大きさであることから、「銭アオイ」の名がついたという。やや時期が遅れて、6月中旬から夏にかけて咲くタチアオイ。2mほどにもなる茎に、赤やピンクの花を次々と咲かせる。田舎の花壇などによく植えられる宿根...

魔除けの山道具 「ヨキ」

古道具屋で斧を購入した。柄が短く、薪割りなどに適した和斧である。「斧」という呼び名が普通だが、林業人や鍛冶職人は「ヨキ」と呼ぶ。刃の片面には3本の線、もう片面には4本の線があるのが、日本の斧の特長。 3本線は「ミキ」と呼ばれ、「御酒(みき)」を表している。4本線は「ヨキ」と呼ばれ、「地水火風」を表している。木を伐採する際に、御神酒を捧げ、五穀を供える代わりなったのだという。昔、山で木を切る木こりが...

コガネ虫からの・・・

全身が緑色の金属光沢のコガネムシ。可愛らしい姿に似合わず、サクラやクヌギなどの葉を食べる害虫でもある。幼虫は地中の中で、それらの根を食べ、農作物へ被害を与える・・・。続いてマメコガネ。胸の部分が光沢のある緑色と、前翅の茶色が美しい。お尻の部分の白い斑も目立つ。かわいいけど、この虫も害虫扱いされている。成虫は、ノブドウ、ノイバラ、クズや大豆などのマメ類の葉を食べる。豆を食べるから「マメコガネ」。日本...

松山庭園美術館

匝瑳市松山の里山の丘の上に、ひっそりと佇むお洒落な美術館。「松山庭園美術館」に行ってきた。「猫ねこ展覧会」が開催中!県内外の芸術家たちの「猫」を題材とした作品の数々が集められ、所狭しと展示されていて、なかなか見応えがあった。美術館には6匹の猫が飼われいるという。チケットを買うために受付の小窓を覗くと・・・、何と!店番をしていたのは、本物の猫。庭園まるごとアート作品となっているらしい。その入り口には個...

天高く舞う雲雀

年間を通して生息する留鳥のヒバリ。その姿は目立たない保護色なので、普段、地上で餌を探し歩いている時などは見つけにくい。観察しやすいのは春。春の繁殖期は、天高く舞い上がり、盛んに囀る。地面に降り立った場所の近くには巣があるのではないか?と思い、目を凝らすのだがなかなか見つけられない・・・。ヒバリの巣は、草の根元などの地面に浅い穴を掘って作られる。そう簡単に巣は見つけられそうにないが、今後も気をつけて観...

睡蓮の花の表情変化

5月になると池のスイレンが開花し始める。その後、次々と蕾ができて、夏まで連臆して咲き続けるのだ。一つの花の開花日数は、約5~6日間だというが、盛夏になると3日間ぐらいになるらしい。開花後、花の表情(雄しべ、雌しべの形)が、日を追うごとに変化していく様子を紹介しよう!毎日花を見られるわけではないので、複数の花の写真を並べてみた。これは、開花1日目の状態。スイレンの雌しべははっきり確認できないが、中央...