ヤブヤンマ受難・・・!

バサバサと大きな音を立てて、ヤブヤンマが池に墜落。よく見ると、ヤブヤンマの体に白いクモがしがみついている。飛翔力の弱い羽化したばかりのヤブヤンマが、クモの巣に引っかかったのだろうか・・・。脱出を試み、水面でもがいていた。すると、その水音に素早く反応したトウキョウダルマがエルが、獲物に飛びついた!一瞬の出来事だった・・・。トンボの頭に食らいつき、悠然と泳ぐカエル。クモは飛び退いて、水面を走って逃げた...

ヤブヤンマ羽化成功!

池には、ヤブヤンマのヤゴがたくさん生息している。5月上旬以降、体長4cmの終齢幼虫が多数確認されている。(藪に棲むヤンマのヤゴ)今、ヤゴから成虫に変わる「羽化」の最盛期である。草や土壁によじ登って羽化した跡の「抜け殻」が、あちこちに見つかる。普通は夜間に羽化することが多いはずだが、こうして朝方に発見されることもある。羽化後、羽が伸びてきたところ。しばらくすると、羽を広げて、無事に飛んでいった・・・...

2つの樹木の奇妙な関係

「ライラック」というプレートが掛けられた樹木に、白い花が咲いた。はじめは何の疑いもなく、白いライラックだと思った・・・。でも、なんか花の様子が違う。葉の形も違う・・・。よく調べてみると、これはモクセイ科の落葉低木のイボタノキであることが判明。でも何故、「ライラック」の表示があったのか?ライラックはヨーロパ原産のモクセイ科の落葉高木である。香りの良い花をつけ、香水の原料にもされる。このライラックを苗木を育...

生息域を広げるラミーカミキリ

昨年の9月、これからは、こんなふうに呼ぼう!苧麻!ラミー!でも登場したラミーカミキリ。今年も、カラムシの葉に3匹の成虫を見つけた。この個体は、やや黄色味を帯びたメス。オスはもっと小さくて、青っぽい色をしている。幼虫の食草は、カラムシ、ムクゲなどである。成虫もこれらが好物で、葉の裏の葉脈の部分を食べる習性がある。明治のはじめに長崎に上陸して以来、北へ北へと分布を広げている。もともと南方系の昆虫なので...

アメリカ育ちのキキョウの仲間

キキョウソウ葉が茎を抱くようにつく葉の付け根に、段々に花を咲かせるのでダンダンギキョウの別名もある。桔梗(キキョウ)によく似た紫色の花を咲かせる。キキョウを見かけることは少なくなったが、反対にこの帰化種のキキョウソウは勢力範囲を広げているという。紫色の花を「開放花」と呼ぶ。それとは別に、花弁を持たない地味な花=「閉鎖花」という花も咲かせる。緑色のがく片だけの、目立たない花である。「なんでこんな目立...

黒い鞘をつける野生のエンドウ豆

4月に咲き誇っていたカラスノエンドウ。野に咲くエンドウという意味で、「野エンドウ」の名を持つ。花が終わったあと、マメの鞘ができる。熟すと黒くなる。この黒い鞘が語源となって、その名に「カラス」を冠するようになった(あくまでも説である)。鞘の中には、種子が8~10個程度できる。鞘を無理矢理こじ開けると、左右の種子が交互に一つずつ、部屋に収まっているのがわかる。...

スイカズラの花の色

冬も常緑のまま耐え忍ぶという意味から「忍冬」の別名を持つスイカズラ。冬の間にも蔓を伸ばし、その除去には苦労させられた・・・。白く細長い蕾が膨らんで、いよいよ花の時期がやってきた。スイカズラは、「金銀花」とも呼ばれる。これは白(銀)く咲いた花が、しだいに黄色(金)に変わっていくから。どのように白から黄色に変化し、何日くらい花を開いているのか?古い黄色い花を残すことにより、花粉を媒介してくれる昆虫たちに...

正式名称ヒレハリソウ

毎年5月になると、野生化したコンフリーが花を咲かせる。明治時代に導入され、食用・薬用に栽培され、牧草としても利用されるそうである。ただし、今は健康障害があると言われているので、食べない方がよい。元は、ヨーロッパ原産の「ヒレハリソウ」という多年草である。毛で覆われざらついた大きな葉で、まとまって生えているので存在感がある。下向きに薄紫色のかわいい花をつける。花が終わると花弁が落ち、てツンツンとした白...

ウツギと名のつく花木3種

ウツギと名のつく花にはいろいろある。ウツギは「空木」と書き、茎が中空になっているのが、共通の特徴である。スイカズラ科のタニウツギ。5月になると、ピンク色の合弁花(ラッパ状の花)が、豪華に花を咲かせる。こちらは、同じくスイカズラ科のハコネウツギ。花は、白とピンクの濃淡が混じって咲く。ポイントは、はじめは白色で、やがてピンク系の色へと変化するという点。花の色が変わらないタニウツギと、花色が変化するハコ...

谷津田の生き物の頂点

今年のサシバの初認日は、5月2日。今年も、越冬地の東南アジア(インドネシア、マレー半島、フィリピンなど)から、はるばる生まれ故郷の日本の里山へ戻って来た。「ピッ クイー」と鳴きながら、上空に一羽のサシバが飛んできた。谷津田の上をひと巡りしてから、斜面林のてっぺんに止まった。辺りを見回し、注意深く様子を伺っている。それもそのはず・・・。近くの雑木林から、別の2羽のサシバの鳴き声が聞こえてくる。互いになわ...