NATURAL匝瑳!

~自然いっぱいの匝瑳の田舎暮らしと動・植物を紹介するブログ

ヤブヤンマ受難・・・!  

バサバサと大きな音を立てて、ヤブヤンマが池に墜落。
よく見ると、ヤブヤンマの体に白いクモがしがみついている。
飛翔力の弱い羽化したばかりのヤブヤンマが、クモの巣に引っかかったのだろうか・・・。
脱出を試み、水面でもがいていた。
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すると、その水音に素早く反応したトウキョウダルマがエルが、獲物に飛びついた!
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一瞬の出来事だった・・・。
トンボの頭に食らいつき、悠然と泳ぐカエル。
クモは飛び退いて、水面を走って逃げた。
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あまりにも衝撃的な出来事にカメラを持つ手が震えたほど・・・。
小さな生き物たちの世界にも、弱肉強食のドラマが繰り広げられている。
自然界で生きていくのは厳しい・・・ということを改めて感じた。
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2015/05/31 Sun. 23:27 [edit]

category: 生き物

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ヤブヤンマ羽化成功!  

池には、ヤブヤンマのヤゴがたくさん生息している。
5月上旬以降、体長4cmの終齢幼虫が多数確認されている。(藪に棲むヤンマのヤゴ
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今、ヤゴから成虫に変わる「羽化」の最盛期である。
草や土壁によじ登って羽化した跡の「抜け殻」が、あちこちに見つかる。
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普通は夜間に羽化することが多いはずだが、こうして朝方に発見されることもある。
羽化後、羽が伸びてきたところ。
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しばらくすると、羽を広げて、無事に飛んでいった・・・。
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2015/05/31 Sun. 23:14 [edit]

category: 生き物

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2つの樹木の奇妙な関係  

「ライラック」というプレートが掛けられた樹木に、白い花が咲いた。
はじめは何の疑いもなく、白いライラックだと思った・・・。

でも、なんか花の様子が違う。
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葉の形も違う・・・。
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よく調べてみると、これはモクセイ科の落葉低木のイボタノキであることが判明。
でも何故、「ライラック」の表示があったのか?
ライラックはヨーロパ原産のモクセイ科の落葉高木である。
香りの良い花をつけ、香水の原料にもされる。
このライラックを苗木を育てる「接ぎ木」の台木として、同じ仲間のイボタノキが利用されている。
イボタノキの花が咲いたということは・・・、接ぎ木に失敗してしまったのか。
または、はじめはうまく育っていたライラックの株が弱り、台木のイボタノキの方だけが育ってしまった・・・ということが考えられる。
原因は、自然界では起こりえない2つの樹木の奇妙な関係に隠されていたのだ。
こうした事例は、意外に多いらしい・・・。
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2015/05/28 Thu. 21:45 [edit]

category: 植物

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生息域を広げるラミーカミキリ  

昨年の9月、これからは、こんなふうに呼ぼう!苧麻!ラミー!でも登場したラミーカミキリ
今年も、カラムシの葉に3匹の成虫を見つけた。
この個体は、やや黄色味を帯びたメス。
オスはもっと小さくて、青っぽい色をしている。
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幼虫の食草は、カラムシ、ムクゲなどである。
成虫もこれらが好物で、葉の裏の葉脈の部分を食べる習性がある。
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明治のはじめに長崎に上陸して以来、北へ北へと分布を広げている。
もともと南方系の昆虫なので寒い地方(冬の平均気温が 4℃以下の地域)では生息できないと言われている。
しかし、年々、生息分布の範囲は拡大の一方である。
1990年代には関東地方へ、2000年代に入ると北陸にまで広がっている。
その原因は、日本列島の温暖化であることは間違いない。
特に近年、その拡大スピードが加速し、年間20kmの早さで北上しているとの研究報告もあるから・・・恐ろしい。
こんな小さな虫の生活から、地球規模の環境変化の影響が垣間見えるわけである。

2015/05/27 Wed. 21:18 [edit]

category: 生き物

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アメリカ育ちのキキョウの仲間  

キキョウソウ
葉が茎を抱くようにつく葉の付け根に、段々に花を咲かせるのでダンダンギキョウの別名もある。
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桔梗(キキョウ)によく似た紫色の花を咲かせる。
キキョウを見かけることは少なくなったが、反対にこの帰化種のキキョウソウは勢力範囲を広げているという。
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紫色の花を「開放花」と呼ぶ。
それとは別に、花弁を持たない地味な花=「閉鎖花」という花も咲かせる。
緑色のがく片だけの、目立たない花である。
「なんでこんな目立たない、地味な花を咲かせるのか?」
・・・まずは閉鎖花で確実に子孫を残しておき、その後ゆっくりと開放花を開いて繁殖をするという戦略なのだそうだ。
なるほど・・・閉鎖花もしっかり種子をつけるので、繁殖力は旺盛なわけである。
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開放花をよく見ると、雌しべの柱頭が3つに分かれて開いているのがわかる。
一方の雄しべは花粉をつけていない上に、すでに役割を終えてしおれている。
キキョウソウの花は「雄性先熟」といわれる性質をもつ。
まず始めに雄しべをについたたくさんの花粉を昆虫に運んでもらい、その後花粉が運び去られると、雌しべが発達する。
こうすることで、確実に別の花から花粉を受け取ることができる。
自家受粉しない(自分の花の花粉をもらわない)ための工夫と言われている。
なかなか奥が深い・・・。
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2015/05/26 Tue. 22:32 [edit]

category: 植物

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黒い鞘をつける野生のエンドウ豆  

4月に咲き誇っていたカラスノエンドウ
野に咲くエンドウという意味で、「野エンドウ」の名を持つ。
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花が終わったあと、マメの鞘ができる。
熟すと黒くなる。
この黒い鞘が語源となって、その名に「カラス」を冠するようになった(あくまでも説である)。
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鞘の中には、種子が8~10個程度できる。
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鞘を無理矢理こじ開けると、左右の種子が交互に一つずつ、部屋に収まっているのがわかる。
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2015/05/26 Tue. 00:33 [edit]

category: 植物

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スイカズラの花の色  

冬も常緑のまま耐え忍ぶという意味から「忍冬」の別名を持つスイカズラ
冬の間にも蔓を伸ばし、その除去には苦労させられた・・・。
白く細長い蕾が膨らんで、いよいよ花の時期がやってきた。
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スイカズラは、「金銀花」とも呼ばれる。
これは白(銀)く咲いた花が、しだいに黄色(金)に変わっていくから。
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どのように白から黄色に変化し、何日くらい花を開いているのか?
古い黄色い花を残すことにより、花粉を媒介してくれる昆虫たちにどれほどのアピール効果があるのか?
興味は尽きない・・・。

これは、薄紅色タイプの花。
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2015/05/23 Sat. 17:32 [edit]

category: 植物

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正式名称ヒレハリソウ  

毎年5月になると、野生化したコンフリーが花を咲かせる。
明治時代に導入され、食用・薬用に栽培され、牧草としても利用されるそうである。
ただし、今は健康障害があると言われているので、食べない方がよい。

元は、ヨーロッパ原産の「ヒレハリソウ」という多年草である。
毛で覆われざらついた大きな葉で、まとまって生えているので存在感がある。
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下向きに薄紫色のかわいい花をつける。
花が終わると花弁が落ち、てツンツンとした白いトゲのような雌しべだけが残る。
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雄しべは三角形のおもしろい形をしており、計6本ある。
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2015/05/22 Fri. 21:53 [edit]

category: 植物

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ウツギと名のつく花木3種  

ウツギと名のつく花にはいろいろある。
ウツギは「空木」と書き、茎が中空になっているのが、共通の特徴である。

スイカズラ科のタニウツギ
5月になると、ピンク色の合弁花(ラッパ状の花)が、豪華に花を咲かせる。
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こちらは、同じくスイカズラ科のハコネウツギ
花は、白とピンクの濃淡が混じって咲く。
ポイントは、はじめは白色で、やがてピンク系の色へと変化するという点。
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花の色が変わらないタニウツギと、花色が変化するハコネウツギ。
ともに花の寿命はだいたい5日間。
ハコネウツギでは、蜜の生産量が減少する3日目以降に花色が変化することで、花粉を運ぶ虫たちに「ここに花があるよ」とシグナルを出しているのだという。
花の色の違いには理由があって、送受粉のパターンに関係している・・・というのが、実に興味深い。

ウツギは、ユキノシタ科。
垣根の樹木として、昔は田畑の境界の目印として良く植えられた。
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この花が咲き出すと、やってくるのがホトトギス。
まさに「夏は来ぬ」の歌詞の通りである。

卯の花の匂う垣根に
   時鳥 早もきなきて
      忍音もらす 夏は来ぬ

「忍音(しのびね)」は、その年に初めて聞かれるホトトギスの鳴き声を指す。

2015/05/22 Fri. 02:08 [edit]

category: 植物

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谷津田の生き物の頂点  

今年のサシバの初認日は、5月2日。
今年も、越冬地の東南アジア(インドネシア、マレー半島、フィリピンなど)から、はるばる生まれ故郷の日本の里山へ戻って来た。
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「ピッ クイー」と鳴きながら、上空に一羽のサシバが飛んできた。
谷津田の上をひと巡りしてから、斜面林のてっぺんに止まった。
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辺りを見回し、注意深く様子を伺っている。
それもそのはず・・・。
近くの雑木林から、別の2羽のサシバの鳴き声が聞こえてくる。
互いになわばりをめぐるライバル関係にあるのだろう。
小さな谷津田で、確実に子孫を残していくために、必死で生きているのだ。
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繁殖期のサシバのなわばり範囲は、巣から500~600m程度という研究報告がある。
・・・意外に狭い範囲である。
谷津田に生息するカエルやヘビ、トカゲなどの小動物を餌とするサシバにとって、水田は重要な「餌場」
そして、斜面林は重要な「営巣場所」
高木(スギやアカマツなど針葉樹が多い・・・)に巣をかけ、5月上旬には産卵をする。
この小規模ななわばりの中で、ただ今、子育てが行われている真っ最中なのである。

特によく食べられているのが、カエル類。
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谷津田に生息する生き物の食物連鎖の頂点に立つサシバ。
サシバが生息するということが、すなわち豊かな自然環境であることの証でもある。

2015/05/20 Wed. 22:33 [edit]

category: 生き物

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