NATURAL匝瑳!

~自然いっぱいの匝瑳の田舎暮らしと動・植物を紹介するブログ

サルスベリの雄しべの秘密  


サルスベリが見事に満開です。
たくさんのが次から次へと花開くので、真夏の間、長く花を楽しむことができます。
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サルスベリの花をよく観察してみましょう。
調べてみると、今まで気づきもしなかった「雄しべの秘密」を知ることができました。
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「雄しべの秘密なんて、大袈裟だなぁ・・・」

「簡単だよ!真ん中の黄色い集まりが、雄しべでしょ。」

「いやいや、サルスベリの雄しべは、それだけじゃないんですよー。
 さらにその周りにも、6本の雄しべがあるんだよ!」

「サルスベリには、2種類の雄しべがあるなんて、知らなかった~。」


(1)花の中央に集まる、短い雄しべ(多数)
(2)花の周りに取り巻く、長い雄しべ(①~⑥の6本)
(3)中央からスッと伸びてクルッと巻いているのが、雌しべ(1本)です。
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(1)短い雄しべの秘密
  ・・・黄色い葯(やく)から、もこもこ花粉がたくさん吹き出しています。
    この花粉には生殖能力がなく、そのかわり高い栄養価があるんだそうです。
    花粉の運び屋をおびき寄せる効果があるわけです。
    つまり、ハチやアブに美味しいを提供するレストランのような役割があるんですね。
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(2)長い雄しべの秘密
  ・・・やや紫色の葯に花粉が付いています。
    サルスベリの交配にとって重要なのは、こちらの花粉です。
    短い雄しべのレストランを訪れたハチやアブの背中に、この花粉が付く。
    すると、生殖能力を持つ花粉が、花から花へと運ばれるのです。
    長い雄しべや雌しべの先端が、クルッと巻き込んでいる形も絶妙です・・・。
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白いサルスベリの花も満開です。
雄しべの秘密は、同様です。
ただ・・・、短い雄しべと、長い雄しべの花粉(葯)の色が似ているので、区別が付きにくい。
目を凝らしてよーく観察しないと、分かりませんよ・・・。
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サルスベリの他にも、ドクダミやツユクサの花にも、複数の雄しべがあるらしい・・・です。
また、いつか調べてみよっと!



2017/08/22 Tue. 00:29 [edit]

category: 植物

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清楚なオカトラノオ  


梅雨の最盛期の、清楚な花を見つけました。
オカトラノオです。
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尻尾の垂れ下がり具合が、実にいい姿です。
花の集まり=花穂(かすい)を、トラの尻に見立てている名前なんですね。
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オカトラノオは、地下茎で増えるため、このように一カ所に群生して生えることが多いようです。
もちろん果実を実らせ、種子も作ります。
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花の一つ一つは、5枚の花びらのサクラの花のよう・・・。
そうです!トラノオはサクラソウ科の植物なんですって。
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花をクローズアップしてみると・・・、
白い花粉をたっぷりとつけた(やく)と、その雄しべの根元に粘っこい繊毛が見えます。
この粘着物質は、花を訪れた虫たちの脚にベタベタくっつくんじゃない?
なぜ、こんな構造をしているのでしょう?
何かしらの意味があると思うけど・・・。
不思議だなぁ・・・。
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本日、梅雨が明けました。
いよいよ夏本番です!


2017/07/19 Wed. 22:06 [edit]

category: 植物

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オトギリソウの仲間  


毎年、大きな黄色い花をつけるオトギリソウの仲間。
今回、花の名前をちゃんと調べたところ、ビヨウヤナギだということが分かりました。
「美容柳」・・・と、こんな字を書きます。
花が美しいから「美容」で、葉が柳に似ているので「柳」・・・なんだとか。
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カールした雄しべがゴージャスです。
金の糸のような雄しべが特徴なので、中国名で「金糸桃」と呼ばれるそうです。
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こちらは、同じオトギリソウの仲間のキンシバイ
キンシバイは「金糸梅」、ビヨウヤナギは「金糸桃」・・・とは、ややこしい。
キンシバイとビヨウヤナギの花はよく似ていますが、花びらの開き方や、雌しべ、雄しべの長さに違いがあります。
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こちらが、本家オトギリソウ
日当たりのよい庭に生える、小ぶりな黄色い花です。
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よく見ると、花びらや萼(がく)に黒い班黒い線があります。
この黒い点が、「弟切り草」の由来です。
・・・秘伝の薬草の名前を他人に漏らしてしまった弟を、兄が切りつけた。
 その返り血が、この黒点であるとの意味。
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オトギリソウの仲間は、知らないことばかりでした・・・。

2017/07/11 Tue. 21:40 [edit]

category: 植物

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ヤマモモの果実  


通勤路に植樹されたヤマモモの木。
赤い実がついているのに気がつき、足を止めて観察してみました。
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ほら、こんなに真っ赤に熟しています。
一粒つまんで食べてみました。
「甘酸っぱくて、美味しい!」
ジャムや果実酒に加工されるヤマモモの実ですから、おいしくて当然です。
一般に果物として販売されることはありませんが、たわわに実るヤマモモに実は、自然の贈り物です。
このまま放っておくのは、もったいないなぁ~と思います。
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ヤマモモは、関東南部以西の暖地の照葉樹林帯に生える樹木です。
雌雄異株で、雌花をつける株にだけ、実をつけるそうです。
根に根粒菌のような共生菌を持つため、マメ科の植物のように栄養分の少ない土地でも育つ強い木のようです。
ですから、公園などに植樹されるんですね。
我が家にも一本、欲しいなぁ。
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色どりが美しいヤマモモの実。
半熟の実を含めて、ひとつかみ集めてみました。
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実を切ると、中には大きな種子が一つ入っていました。
細かい毛の生えた小さな種子は、モモの種子に似ています。
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梅雨の時期だというのに、早くも種子の観察ができました。
ここで一つの疑問。
「この時期、南の森のヤマモモの実を、いったい誰が食べるのか?」
その答えを調べてみたところ、屋久島での研究例を見つけました。
屋久島でヤマモモの実を食べて、種子散布にひと役かっているのは、ニホンザルヒヨドリだそうです。
特に、ニホンザルにとって重要な餌となっており、ヤマモモの立場からも、サルは種子を運んでくれる大切なパートナーになっているらしいです。
なるほど、なるほど!

2017/07/04 Tue. 21:54 [edit]

category: 植物

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華やぐ蓮田  


1ヶ月前は、ハスの葉が大きく開き、まだ緑色一色の蓮田でしたが・・・、
IMG_7470qq.jpg  
7月になり、いよいよお待ちかねのハスの花が、華やかに咲き始めました。
通勤途中だというのに、しばし写真撮影に夢中になってしまいました。
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チューリップではありませんよ。
これは、開花1日目のハスの花だと思われます。
・・・「ハスの花の寿命は4日間」なんですって!
1日目はチューリップのように、花びらが控えめに開くだけで、昼頃になるといったん花を閉じ始めます。
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こちらは、2日目以降の花(・・・・だと思われます)。
7時30分頃、大きく花びらを広げ、満開状態です。
花の色も鮮やかで、一番美しい時です。
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3日目、4日目も7時~8時頃に見頃を迎えますが、最後は花びらを閉じることなく、4日目の昼には散ってしまうそうです。

こちらは、花びらを落とした状態です。
ん~、つまり4日前から咲いていたんですね・・・。
真ん中の花托のてっぺんに、受粉を終えた黒い雌しべの先(花柱)が観察できます。
周りには、しおれた雄しべが役割を終えて付いています。
この後、数ヶ月かけて子房が熟して、種子ができるんですね。
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葉っぱの上で水の粒がコロコロと転がっていました。
・・・と、見入っている場合ではありません。
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遅刻するとやばいので、ここらで観察終了です!


2017/07/03 Mon. 22:22 [edit]

category: 植物

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